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「本」を編む

わたしたちは「本と本屋」が大好きです。 だから、30年後も「本と本屋」が人間の傍らにある暮らしを守りたい。 

いまは資本主義の論理で消費財となってしまっている「本」を、どうやったら本来の「知と縁の媒介物」として再定義し、新時代にも繋げるだろうか? 

そう考えたわたしたちは、「本」づくりそのものを新事業とすることにチャレンジします。

テーマを決めて、著者や編集チームを組成。その後、取材、編集、流通までを立体的にプロデュースします。

つくる本はすべて初版のみの部数限定。

本とそれを扱う書店の存在価値、その最大化をめざします。


「創業」を支える

いま、「創業」が大ブームです。だけど大抵の場合、それらは結局「資本主義の増大」を目的としています。「とにかく金儲けしたい」「起業家になってちやほやされたい」わたしたちが応援したいのは、そういう事業ではありません。
わたしたちが応援したいのは、「人間の創造性を花開かせる事業」です。その製品、そのサービスがより多くの人に届くことで、相手を依存させるのではなく、その人たちの「つくる力」「つくる喜び」はより高まるだろうか?そういったことを真摯に考えながら思考錯誤している新時代の起業家たちを支えたい。

資本主義ではない、あたらしい価値観をともにできる、年代も業種も領域も異なる多様な仲間とともに支え合い、問いかけあいながら、探究を楽しみましょう。

「苗床」を醸す。

わたしたちは知っています。機械論に基づく資本主義、それにかわる新たな社会のあり方をデザインし、具現化しようとしている人が、いま各地で挑んでいることを。


しかし、彼らは業界のなかではときに異端とされ、孤立しています。そんな人たちが、分野や業界を横断してつながり、ともに支えあえる仲間になる。 そのための「場」をつくるのも、わたしたちの役目です。

F.A.Q.

よくあるご質問にお答えします。

証券会社、外資系コンサルテイング会社出身の創業メンバーは、NPO法人でのSocial businessの創業支援、世界最大級のエンジェルファンドでのスタートアップ投資実務、自治体や大学へのコンサルティング業を経て、現在にいたります。

ひとつの目安として資本主義における経済的な指標を用いる場合、これまで500名の起業家、150社の創業、8社のシードラウンド、シリーズAの資金調達を支援しました。わたしたちが創業基から携わった支援先事業体全体の調達総額は2022年8月現在、30億円を越えます。

また、経済的な付加価値以外にも、さまざまな領域や業界におけるあらたな標準の確立など、社会的なインパクトはより大きなものになると考えています。

起業家支援、スタートアップ投資。投資対象の目利き。スタートアップ創業期のチームづくり。起業家やクリエイターに特化したメンタリング、コーチング。相互扶助コミュニティの醸成。セミナー、イベントのプロデュース。

わたしたちは個性的な本屋が好きで、本屋があるマチが好きです。だけど、いま本屋が次々とつぶれています。なぜでしょうか?それは本が、情報を媒介する「商品」になってしまったからだと思うんです。

どうしたら「個性的な本屋」と、そのマチを守れるか?そう考えたとき、「本」の存在価値を取り戻すことに思い至りました。「本」を情報の媒体としてではなく、手触り感のある「道具」として、「シンボル」として、再定義するのです。

増加を本質とする資本主義に則った従来の、増刷を良しとする出版のあり方を変えたい。だから、わたしたちはあえて部数を限定し、売上も限定することで、書籍そのものの物体としての希少性の価値を最大化しようと試みています。そうすることで、それを扱うマチの本屋さんも、あらたな存在価値をもち得る。そう考えています。